社名変更及び事務所移転の
お知らせとご挨拶について
  

 

  謹啓 残暑の候、皆様方におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び
申し上げます。

  さて、この度、「有限会社 齋藤指紋鑑定事務所」については、別紙の
とおり「株式会社 齋藤鑑識証明研究所」に社名
(組織)変更し、同時に
鑑定環境や鑑定相談等の拡充のため事務所を移転しましたので、お知ら
せとともにご挨拶を申し上げます。

  社名変更につきましては、現実に鑑定内容が指紋鑑定のみならず、必要
に迫られて形状鑑定の多岐にわたって証明するようになってきましたので
業務内容に添った社名にいたしました。主な鑑定事例としましては、
指紋、筆跡、印影、活字形態、改ざん文字、筆記・押印時期推定、轢き
逃げタイヤ痕、検証・解剖写真と事実の整合、足跡、布目痕、現場の各
種痕跡等があります。いかに現場鑑識が複合現象の現れで、各種目が密
接に関連しているかを物語っております。そのため、指紋鑑識だけでは
なく各種目を精査、検討の上、整合性を図るなど事実究明の研究をして
いたところです。その一環として、著名な方からご指摘を賜ったことも
加えて、これまで呼称していました「指紋鑑定士」も改め、「鑑識鑑定
士」といたしました。そして、社是として、次の2点を念頭に置いてい
ます。

 まず、新企画としまして、自筆証書遺言の真正証明のために指紋を活
用した制度を充実させました。その趣旨は、遺言書の真正をめぐる争い
を避けることにあります。鑑定事例によれば、筆跡鑑定の三分の一は遺
言関連であり、自筆証書遺言はもちろん、ときおり公正証書遺言までも
その真偽をめぐって争われています。現在、そのほとんどが事後対応と
して筆跡鑑定
に委ねられていますが、指紋以外は容易に断定できかねな
い事態が散見されています。そこで、例えば、宝石類が鑑定書付きで市
中に流通しているように、自筆証書遺言が出現すると同時に真正証明の
鑑定書付きで出現させるという生前の事前対応が不可欠です。これは、
鑑定事例から逆算して争いの原因を見極めて導いたもので全く新しい試
みですが、事実認定の確実な証明になるものと信じています。

 次に、まもなく到来する裁判員時代や現実の訴訟社会に際し、事件の
行く末を左右する鑑定に従事する者として、誰が見てもわかりやすい鑑
定書
の作成が急務であると考え、常に改善検討を繰り返しております。
これまで私の鑑定書へのご指摘も含めて、他の様々な鑑定書を折に触れ
て拝見しますと、弁護士等訴訟関係者からわかりずらいとの意見が出さ
れているものがあるなど、鑑定書の書き方、内容の充実に検討の余地が
散見されています。そこで具体的には、用語・表現の一般化、一覧表の
作成と色分け、再現実験、展開写真の多用、解説と写真の左右見開き等
の励行です。これは、職業鑑定人としては終わりのない課題ととらえて
おります。

 私どもは、“確かな事実”をお届けして、社会秩序の維持に貢献でき
るよう努めたいと考えておりますので、何とぞ、今後ともご指導、ご鞭
撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 末尾になりますが、残暑の折、皆様方のご自愛をお祈り申し上げます。

                          敬 具

平成19年8月吉日
                   鑑識鑑定士・行政書士 齋 藤  保